10.カール・エルベス家~ユルツィグ

ベテランのマイスターの父と息子の父子鷹。抜群の安定した品質と価格

カール・エルベス家Weingut Karl Erbes所在地:ユルツィグ、創業:1967年

栽培面積:約2ha

★訪問日:2000年9月4日(月)

著名なワインライター3氏の評価
S.P.(ノーマーク)
R.P. 〃
H.J. 〃

 

 

生産地域:モーゼル・ザール・ルーヴァー地域/中部モーゼル地区所有畑:ユルツィガー・ヴュルツガルテン、ツェルティンガー・ヒンメルライヒ、エルデナー・トレプヒェン

土壌:スレート(粘板岩)質、栽培品種:リースリング100%、

 

 1967年、カール エルベス氏によって設立されたモーゼルとしては新しい醸造所です。けれどもエルベス氏は33年前から現在に至るまで、名門のクリストフェル ベレス家のケラー マイスター(醸造責任者、日本酒の杜氏に相当)
をされており、ご自分でも畑を持ち、ワイン造りにほぼ平行して関わってきました。後述のラインガウの国立醸造所醸造主任であるプリンツ氏もそうですが、一流の葡萄園を任されるのは名誉なことですが、一方でストレスが貯まるでしょうし、自分の理想とする栽培、醸造をしてみたい、そしてそのチャレンジをフィードバックさせて、納得いく作品を創り貢献したいという芸術家的な姿勢ではないかと思います。所有する畑はいずれもユルツィガー ヴュルツガルテンの中でも東の一部が超一流とされており、そのうちの3.2haと崖の反対側にあるエルデナー トレプフェンや、モーゼル河をやや上流に登ったツェルティンガー ヒンメルライヒで、全部でも僅か4haです。そのすべてが非常に厳しい農作業を強いられますが、最高のブドウを育む急斜面です。
カール エルベス家モーゼル河沿いにあります。手前のワゴン車は私たちを畑まで送迎するために息子のステファン氏が友人から借りてくれたワーゲンです。

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ユルツィガー・ヴュルツガルテンの表示がなされた斜面
そのワゴン車に乗って同家が所有するヴュルツガルテンの一等地へ。噂の急斜面です。
erden01東側は超一流畑エルデナー プレラートに繋がります。
地層は赤とうす茶色の2色の粘板岩が交互に重なっています。触るとポロポロと剥がれます。
erbes03岩肌を歩いて近くのエルデナー トレプフェン
エルデナー トレプフェンの畑から下を。向こう側がエルデンの村です。
ゼクト(スパークリングワイン)で乾杯!そのブドウが出来た畑で飲む味は格別!
ステファン氏(30歳)は、念願のケラーマイスター(醸造責任者、日本酒の杜氏と同様の資格)の資格を取られました。ここもモーゼルでも有名な父子鷹の蔵元。ステファンは小さい頃から父の働く姿を見ていて、自然にケラーマイスターになることを決めたそうです。後継者不足の中、前述のフリッツ ハーク親子、後述のヴィリ シェーファー親子と並び、一流とは、良い畑、良いワイン、良い親子、すべてが上手く行くって感じです。
直売所兼レストランにて夕食。その壁に掲げられていたDLG(ドイツ農産物大賞)金賞受賞の賞状。そとは8時だというのに白夜でした…。(ああドイツは緯度が高いんだと改めて実感しました。)

 

 

蔵元でテースティングしたワイン


11999ユルツィガー ヴュルツガルテン ホッホゲヴェクス クーベーアーUrziger Wurzgarten Hochgewachs
21998ユルツィガー ヴュルツガルテン カビネットUrziger Wurzgarten Kabinett《DLGドイツ農産物大賞銀賞受賞》
31999ユルツィガー ヴュルツガルテン カビネットUrziger Wurzgarten Kabinett
41996ユルツィガー ヴュルツガルテン シュペートレーゼUrziger Wurzgarten Spatlese
51997ユルツィガー ヴュルツガルテン シュペートレーゼUrziger Wurzgarten Spatlese
61995ユルツィガー ヴュルツガルテン アウスレーゼUrziger Wurzgarten Auslese
71996ユルツィガー ヴュルツガルテン アウスレーゼUrziger Wurzgarten Auslese
81999ユルツィガー ヴュルツガルテン アウスレーゼUrziger Wurzgarten Auslese
91998ユルツィガー ヴュルツガルテン アイスバインUrziger Wurzgarten Eiswein

ワイン・蔵元めぐりの旅

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