ブドウ品種の違いによる香りや色を楽しむワインは、ワイングラスでワインの味わいが変わるというくらいグラス選びも重要です。といっても、たくさん種類があって選びきれないということはありませんか?ワインの美味しさを手軽にアップさせるコツとして、グラス選びのポイントをご紹介します!

ワイングラスの形状

古代ローマ時代にすでに存在していたとされるワイングラスですが、現在一般的である先のすぼまった形になったのは割と最近のことです。ラッパ型の先の開いたグラスばかりだったところに、1958年オーストリアのグラスメーカー、リーデル社がある顧客の注文でチューリップ型のグラスを造りました。
ブルゴーニュやイタリア・ピエモンテ州では大好評だったそのグラスですが、ボルドーでは酷評されます。
そのことによって、ワインの特徴により、それぞれふさわしいグラスの形状があると気づき、ワインのキャラクターに合ったグラスを開発してきました。

ワイングラスの基本は3種類

 

ボルドー(卵型)

ブルゴーニュ(丸型)

シャンパン(フルート型)

各メーカーで、ワインの産地やブドウの品種ごとに開発されたグラスが販売されています。定番の銘柄が決まっているのなら、赤用や白用の他に思い切って銘柄にあわせたグラスもひとつ持ってみませんか?
最適な形のグラスが販売されているのは、主に次のような銘柄や種類のワインです。
・ボルドー
・ブルゴーニュ
・キャンティ
・モンラッシュ
・スパークリング
ワインによってたくさん揃えておきたいといっても家庭では置き場所も予算もあって無理です。ワインやブドウ品種によって様々なワイングラスがあり、白ワイン、ボルドー赤、ブルゴーニュ赤、シャンパンと4種類は揃えたいものですが、
赤ワイン用はボルドーワインのカベルネ・ソーヴィニヨンに適した卵型のグラス。汎用性の高さが特長的です。一般的なワイングラスより少し大きめで、重厚感のあるワインにぴったり。ボルドータイプよりやや小さめのキャンティ用のワイングラスも多くのレストランでも採用されているほどトップクラスの汎用性を持っています。形状は国際規格で定められているテイスティンググラスと似ています。白ワインにも、これひとつ持っていると十分楽しめます。

左からリーデル ヴィノム 白ワイングラス、ボルドー赤ワイン、ブルゴーニュ赤ワイン、シャンパングラスワイングラスは赤ワイン用、白ワイン用、スパークリングワイン用と大まかに分けられます。さらにワインの香りを引き出すには、品種ごとにグラスを取り替えてみてください。

1個で幅広い用途に利用できるグラス

 

リーデル グルメグラス

「色んな銘柄を飲むけれど、グラスはひとつしか買えない!」というのなら、ボルドー用がおすすめです。またリーデルでは、1種類でピッタリなグラスとしては、ソフトドリンク、ビール、白ワイン、ロゼ、軽めの赤ワインなど幅広い用途に利用できるように考えられたリーデルとしては手頃な価格のグルメグラス(高さ158mm、容量370ml 1個¥2,250)のような大きさのステム(脚)が短く安定感があるので場面を選ばないグラスが最適です。
赤ワインでは大きめなものほど香りを楽しめますが、家での収納に邪魔になりすぎない大きさを選びましょう。ちなみに、白ワインやスパークリングワインをメインで飲む方は、小さめグラスを選ぶと冷たいうちに飲み干せるのでおすすめです。

シャンパンはフルート型グラスかソーサー型か

シャンパングラスは、よくシャンパンタワーで使われている平たいソーサー型(クープグラスとも言う)のグラスが多かったのですが、細長いフルート型がおすすめで主流です。
家やレストランで食事と一緒にじっくり味わいたいなら汎用性があって炭酸が抜けにくい細身のタイプがおすすめです。フルート型がおすすめです。高級なスパークリングワインで香りをしっかり楽しみたいのであれば、少しふくらみのあるタイプを購入すると良いでしょう。
といってもフルート型グラスの方がソーサー型グラスより絶対ではなくTPOの違いで、使い分けといえます。パーティー会場でも乾杯用に使われていて、自宅にあると何だかおしゃれです。また、炭酸が苦手な方には、炭酸が抜けやすくて飲みやすくなるメリットもあります。好みに合わせて揃えておくのも良いかもしれません。

ハンドメイドとマシンメイド

ハンドメイドとマシンメイドでは5倍も価格に差があります。ハンドメイドとは熟練職人が一脚ずつ手造りグラスで、唇にあたる飲み口の薄さ、サイズがまったく同じではありません。マシンメイドは機械で大量生産能なため、ハンドメイドの繊細さ、丁寧な仕上げには劣りますが、価格もその分抑えられます。

ステムなしのグラスも人気

 

リーデル オー カベルネ/メルロ

ワイングラスといえばグラスに注いだワインに人の手の熱が伝わらないように作られたステム(脚)があるグラスを想像されるでしょう。
といっても、それほど繊細に扱わなくてはならないのは、一部の高級ワインのみ。今はリーズナブルなワインも増えてきて、気軽に楽しめるようになりました。日本人はよくステム部分を持つのが正しいと思われがちですが、欧米ではボウルを持つのが主流です。正式な晩餐会でも、各国の首脳たちはボウル(胴体)を持って乾杯しています。ただ、日本のレストランやパーティーでボウルを持つ方は少ないため、“周りに合わせるのもマナー”という観点から、ステムを持ってもよいでしょう。よくワインの温度が上がるからとか言われますが、料理の合間にグラスの胴体を持って飲むくらいで温度に差が出ないと言われてます。
日常的にワインを楽しめる環境が整ってきたことから、最近では脚のない(ステムなしの)ワイングラスも人気です。脚がないので倒れにくく、場所をとらないメリットはもちろん、底からも真上からも脚に邪魔されずワインの色を楽しめる点も人気の理由です。

高級ワインなら高級ワイングラスで味わいたい!

家でもせっかくの高級ワインにはそれ相応のグラスで楽しみたいという方には、以下の有名メーカーによる高級ワイングラスはいかがでしょうか。

  • リーデル(オーストリア)
  • バカラ(フランス)
  • ショット・ツヴィーゼル(ドイツ)
  • ロブマイヤー(ドイツ)
  • ザルト(オーストリア)

などが有名です。
オーストリア発のリーデルは、創業250年の老舗。ワインごとに適した形のグラスを!と考えた最初のメーカーで、高級レストランでの信頼性も高いです。
言わずと知れた有名メーカーですね。かなりの高級品ばかりなので、プレゼント需要のほうが高いでしょう。
とはいえ、今では1万円台で購入できるマシンメイドのリーズナブルなタイプもあるので、思い切って買ってみては?
ショット・ツヴィーゼルは耐久性が魅力です。航空会社にも採用されるその品質は、ドイツ企業らしさを感じさせますね。ハンドメイドからマシンメイドまでシリーズも多く、コスパも良く、最初のグラスにおすすめのメーカーです。
ロブマイヤーは脚(ステム)の長さとグラスの薄さが特長的な、繊細なアイテムを得意とするメーカーです。
唇に触れる感触を優先するなら、ロブマイヤーはいかがでしょうか。ただし、繊細すぎるゆえに、取り扱いにかなりの注意が必要です。

お値打ちなグラス

上記の高級クリスタルグラスは、取扱いに気を使うし高価です。
「高級グラスを使いたいけど、丁寧に扱うなんて無理!」という方にぴったりのメーカーがPerle(ペルル)、シェフ&ソムリエ(フランス)、レーマン(ドイツ)、木村硝子店がスロヴァキアのメーカーに生産委託をしたCAVA(サヴァ)、同じくスロヴァキアのRONA(ロナ)メイドインジャパンなら東洋佐々木ガラスのファインクリスタル・シリーズ、石塚硝子のアデリアなどは、強度、透明度、機械洗浄可能などでお求めやすいワイングラスです。

参考:
サッポロビールワインソムリエ.net

ワイングラス タイプで選ぶ ワイングラス ブランド別でアラブ