ドイツワイン生産地

ドイツワインの生産地域


上級ワイン以上は、次の13の栽培地域となります。

アール ミッテルライン モーゼル・ザール・ルーヴァー ラインガウ ナーエ ラインヘッセン プファルツ ヘシシェ・ベルクシュトラーセ フランケン ヴルテンベルク バーデン ザーレ・ウンストルート/ザクセン

数字は白・赤用品種の作付け面積比率(総栽培面積) ドイツワイン生産者協会(1998年)

■モーゼル=ザール=ルーヴァー地域 MOSEL-SAAR-RUWER
97:3(11,785ha)

ライン河の支流、モーゼル河とその支流であるザールとルーヴァー川の流域一帯に広がる細長い地域で、とくに中流から上流とその支流である2つの河のザール・ルーヴァーの急斜面で銘醸ワインが生まれます。モーゼル河は、くねくねと蛇行を繰り返してライン河に注ぎますが、名醸畑は間違いなくその南向きの急斜面に位置し素晴らしいリースリングが育ちます。しかしそうした畑では機械作業もできず、大変な重労働を強いられます。すっきりとした酸味とかすかに炭酸ガスを含む清涼感のあるワインです。リースリングの故郷といわれ、ドイツワインの13の生産地域で最大のリースリング栽培地域です。繊細さと奥深さを合わせ持ったモーゼル・ザール・ルーヴァー地域のワインは、秀悦揃いで、当店でも最も取り扱いアイテムが多くなっております。

■ラインガウ地域 RHEINGAU
87:13(3,227ha)

ライン河で最良の葡萄畑が広がるモーゼル・ザール・ルーヴァ地域と並ぶ二大名醸ワインの地域です。それは北上を続けるライン河がちょうど東から西に向きを変えて約40kmの北側の南向き斜面になるからです。ラインガウ・リースリングといわれるしっかりとしたコクと厚みのあるワインです。またクラシックな辛口タイプのカルタワインもワイン通なら見逃せません。

■ナーエ地域 NAHE
89:11(4,612ha)
モーゼルとラインヘッセンに東西から挟まれたところです。ライン河に注ぐナーエ河とその支流に広がり、多種多様な土壌に多種多様な葡萄品種が栽培されています。全体的に、北部の土壌はロームと砂岩が多く、ヘッセンのワインに似ており、南部の粘板岩の土壌からはモーゼルワインの花のような香りと、ラインガウの上品さを持ったワインが生まれます。

■ラインヘッセン地域 RHEINHESSEN
85:15(26,268ha)

面積26,268haのドイツ最大の葡萄栽培地域。大方は平地やなだらかな丘陵地なので機械作業も容易で生産コストが低く、リープフラウミルヒなどの大量生産ワインの供給地ですが、ライン河に近い「ラインフロント」一帯では、すぐれたワインが生産されています。全体におだやかな酸味とまろやかな味わいが特徴です。

■プファルツ地域 PFALZ
77:23(23,506ha)

以前は「ラインプファルツ地域 Rheinpfalz」と表示していましたが、プファルツと短くなりました。北はラインヘッセン地域、南西はフランスの隣に広がる温暖で風光明媚な丘陵地帯で、葡萄栽培地域は約23,000ha、約80kmもの広大な葡萄畑が続く「ワイン街道」として有名です。ドイツ最大の生産量を誇る地域で、大部分は大衆ワインですが、北部のダイデスハイム、フォルストなどの村を含むミッテルハート地区は、優れた栽培地があり、ラインガウを思わせるしっかりとしたコクを持ったワインを産する銘醸地です。モーゼルに次ぐリースリングの産地でもあります。

■ヘッシシェ=ベルクシュトラーセ地域 HESSISHE-BERGSTRASSE
91:9(456ha)

旧西ドイツワインの生産地域で最も小さなこの地域(400ha)は、西をライン河、東をオーデンの森に接しています。ワインガウのワインよりコクがありますが、酸味と上品さは少ないのが特徴です。生産量が少なく、ほとんどが地元で消費されます。

フランンケン地域 FRANKEN
92:8(601ha)

特にシルヴァーナー種による特色ある優れた辛口白ワインを生産する地域。扁平なフラスコボトル(ボックスボイテル)に詰められます。

ヴュルテンベルク地域 WURTTEMBERG

40:60(11,130ha)

ドイツ南部の広大なワイン産地。ほとんど国外では知られていませんが、中には極めて申し分ないリースリングやドイツで最良の赤ワインを生産します。

■バーデン地域 BADEN
67:33(11,785ha)ドイツ南西部のライン河に沿って葡萄畑が散在する広大な地域。急速に評判が高まっています。一般に食事向きながっしりとしてしなやかさもある辛口ワインです。

■アール地域 AHR

18:82(520ha)

ドイツワイン生産地域の中で最北端に位置する小さな地域です。ボンの南でライン河に注ぐアール河の両岸の険しい斜面に広がっています。ドイツでは珍しく栽培されている葡萄は赤ワイン用で、軽くて独特の果実味のある赤ワインが造られています。またそのほぼ全量が地元で消費されてます。

■ミッテルライン地域 MITTERRHEIN

92:8(6,062ha)

ボンのすぐ南からライン河に沿って約96kmに渡って広がる地域です。中世の古城や城跡があちこちにそびえるライン下りで有名な、ドイツで最も重要で美しい観光地域であり、葡萄畑はその両側の急斜面にひな壇状に作られます。粘板岩の土壌から強い酸味を持った力強いワインが生まれます。ほとんどは地元で消費されるか古城見物の観光客に売られます。

■ザーレ=ウンストルート地域 SAALE-UNSTRUT

80:20(523ha)

旧東ドイツの葡萄栽培地域で、ライプツィヒ近郊のザーレ、ウンストルート両河が合流するナウムブルク周辺の小さな地域です。白と赤の両方が生産されています。

■ザクセン地域 SACHSEN
90:10(361ha)

旧東ドイツのドレスデンとマイセン周辺のエルベ河流域にある面積300haの小さな栽培地域です。

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