12 ミュレンホーフ醸造所/ステファン・ユステン家(モーゼル)

12.ミュレンホーフ醸造所/ステファン・ユステン家

ミュレンホーフ醸造所/ステファン・ユステン家
Weingut Meulenhof/Stefan Justen所在地:エルデン、創業:1337年
栽培面積:約4.25ha、年平均生産本数:30,000本★訪問日:2000年9月5日(火)
 

著名なワインライター3氏の評価
S.P. (ノーマーク)
R.P. ★★★★
H.J. (ノーマーク)

 

 

生産地域:モーゼル・ザール・ルーヴァー地域/中部モーゼル地区
所有畑:エルデナー・プレラート、トレプヒェン、ヴェレナー・ゾンネンウーア等
土壌:風化したスレート(粘板岩)質、
栽培品種:リースリング75%、ミュラー・トルガウ15%、ケルナー10%
、平均収穫量:84hl/ha
「ベルンカステルの輪」メンバー

 

エルデナー プレラートの急斜面をトロッコに乗せてもらい登るところ。70度を超える急斜面はスリル満点です。
ユステン氏とエルデン村をバックに
醸造所に着きました。

 

半地下になっているセラー入口
蔵元でテースティングしたワインステファン・エレン家のテースティングも同じミュレンホフ家のセラーで行われたので、地域が近い畑のワインを計19本も同時に試す貴重な機会となりました。

エレン氏のワインを先に試してから、ミューレンホーフ家の試飲したのですが、エレン家同様に小さな個人生産者のために、ほとんどその存在を知らなかったのです。今回のテースティングで、ステファン・エレン家のワインは手造りの良さというものが感じられ、ミューレンホーフ家のワインは対照的に、そのどれもが洗練された味すじが感じられ、ずば抜けた品質であることにわれわれは驚きました。そのどれもがどなたにもおすすめしやすいきれいさとチャーミングな風味を備えています。

醸造所の隣に建っている村で一番高い塔は、多分教会でしょう。モーゼルの村々は、斜面に広がる葡萄畑と、土地のスレート岩を利用した建物と町並みが何百年もそのまま残っています。どこも絵になるほど美しいです。
ユステン夫人とご近所のなかよしの奥さんも手伝ってくださって、豪華なフルコースの昼食をバイキング形式でいただきました。古代ローマ風のサラダは、さすが古代ローマ時代からワイン造りが続いていることにかけてあるようです。なんと気が利いています。
奥さん方の自慢料理ばかりで、特にデザートのシュークリームなどはプロのケーキ屋さんに出しても負けない味でみんな感激してしまいました。
突然ですが、タバコの自販機を発見。蔵の裏側の壁にに申し訳なさそうに設置してあります。電気はなくコインを入れて機械式でレバーを引くと落ちてくるようです。

 

 

蔵元でテースティングしたワイン


cart当店取り扱いワイン grapeico輸入元取り扱いワイン

1 1998 ヴェーレナー ゾンネンウーア リースリング ホッホゲヴェクス
Wehlener Sonnenuhr Riesling Hochgewachs

エルデンより上流にある一級畑「日時計」。ホッホゲヴェクスとは、クラシックなリースリング100%ワインで、クーベーアーのみ造られています。「ホッホゲヴェクスとはこうあるべきだ」といったずば抜けた品質です。とてもクーベーアーとは思えないフルーティーさと切れの良さです。
2 1998 ヴェーレナー ゾンネンウーア リースリング カビネット
Wehlener Sonnenuhr Riesling Kabinett
まさに一級畑のカビネットです。フルーティーで酸、甘みが素晴らしいバランス。
3 1998 ヴェーレナー ゾンネンウーア リースリング シュペートレーゼ
Wehlener Sonnenuhr Riesling Spatlese
同じ畑のシュペートレーゼ(遅摘みワイン)。華やかな果実香、芳醇なバランスの見事なシュペートレーゼ。
4 1999 ヴェーレナー ゾンネンウーア リースリング シュペートレーゼ
Wehlener Sonnenuhr Riesling Spatlese
3と同じ畑、同じシュペートレーゼの99年産ですが、フルーティーで若々しく、ジュースのような果実味が印象的です。
5 1998 ヴェーレナー ゾンネンウーア リースリング アウスレーゼ
Wehlener Sonnenuhr Riesling Auslese
遅摘みのよく熟した房を選って造られるのがアウスレーゼ。リースリングならではの上品ですばらしい果実香、こくのある味わい、まだ酸と炭酸ガスが生き生きとしています。
6 1999 エルデナー プレラート リースリング アウスレーゼ
Erdener Pralat Riesling Auslese
エルデンの超一流畑プレラート「高僧」のアウスレーゼ。素晴らしいに決まっていますが、酸と炭酸ガスが若々しく、素晴らしいバランス。
7 1998 エルデナー プレラート リースリング アウスレーゼ
Erdener Pralat Riesling Auslese
6.の98年産は、一年で同じ畑、クラスのワインがこうも成長するものかと驚いてしまいます。素晴らしい酸、こくのある甘さの絶妙なバランス、炭酸ガスも落ち着き始め、まさにグレート!です。
8 1999 エルデナー ブシュレイ リースリング アイスヴァイン
Erdener Busslay Riesling Eisweinプレラートの対岸に広がる平坦な畑ですが、早朝のマイナス気温を待たなければ出来ないアイスヴァインにはうってつけ。チャーミングな香りと甘みで、さすがです。
9 1993 ヴェーレナー ゾンネンウーア リースリング アウスレーゼ
Wehlener Sonnenuhr Riesling Auslese
9.10.は特別出品です。出来の良かった93年のアウスレーゼ。7年の時を経て、リースリングの真骨頂である、上品でエレガントな熟成香と、素晴らしいバランス、風格あふれるワインになりましたね。グレートを3乗してもほめ言葉が足らないワインです。
10 1971 エルデナー トレプフェン リースリング アウスレーゼ
Erdener Treppchen Riesling Auslese
出、出ました!偉大な71年のオールド・ヴィンテージ・ワインです。そう大阪万博の次の年です。私が中学生でアメリカ館に月の石を2時間も待って行列していた頃、このワインはミュレンホフ家のケラーにじっと眠り続けていたのかと思うと、感動でウルウルしそう。実に21年の歳月を経ても、衰えるどころか成熟したエレガントさが増しています。これくらい古酒になるとシェリーに近い風味になるものですが、まったく歳月を感じさせません。シャレード以降の大人のオンナの上品な色気を秘めたオードリー・ヘップバーンを連想させる輝きの大女優的ワインです。私の「乏しいボキャブラリーではもう助けて?!」

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