菊の露訪問レポート
訪問日:2002.02.23
日本酒やワインは長年親しんできましたが、蒸留酒を(本格焼酎)を飲み始めたのは販売してきて、実はごく最近のことです。ですから泡盛を含めて経験的に口が肥えているわけではありませんので、大したレポートは書けないと思いますし、くわしいページにおまかせして、蔵元訪問と飲んできた感想記としてまとめてみました。 琉球泡盛は、100%お米の焼酎で、東南アジアから伝わってきたアラク(蒸留酒)が、日本最南端の与那国島、八重山群島、宮古島へ、さらに約300km離れた沖縄本島に伝わったと考えるのが自然なようです。その蒸留酒の製法は、やがて琉球王国が薩摩藩の属領になったことで、九州の本格焼酎のルーツになったとされます。日本の蒸留酒発祥地です。特徴は一言で言うと、厳選されたタイ米と、九州地方などでは使用しないクエン酸の多い黒麹を使うということ。この黒麹の高い酸が気温の高い南国の泡盛の醸造と貯蔵に大きく貢献しています。