鹿児島は芋、熊本は米、大分は麦、と、宮崎を囲む各県にはそれぞれ代表的な原料により本格焼酎が造られておりますが、宮崎の特長は南北に長い地理的要因もあり、それらを含む「バラエティ豊かな原料」から本格焼酎が造られていることです。

芋の栽培が少ない県北部では、米のほか、ソバ、トウモロコシ、ヒエなどの雑穀、その他にも栗を主原料とした焼酎も造られています。このようにその土地ならではの農作物等から焼酎を造ってきた歴史が今に伝わっているのが宮崎の本格焼酎の特長です。
なお、そば焼酎は、昭和48(1973)年に日本で最初に県北の蔵元で商品化されています。

また、鹿児島に近い県南部や都城地区では芋焼酎が多く好まれ、県西部は熊本の影響を受けて米焼酎が好まれるなど、周辺の焼酎文化の影響に加えて、温暖な県南部は芋の産地、県西部は米どころという具合に、その地域で栽培が盛んな作物が大いに関係しています。