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ヘッセン州営クロスター エーバーバッハ醸造場

《自家葡萄園元詰のワイン》
生産者が、葡萄栽培から醸造、瓶詰めまで丹精込めて行い生産量も限られた手作りの逸品です。

生産者紹介 ヘッセン州営クロスター エーバーバッハ醸造場

Hessische Staatsweingüter Kloster Eberbach

ヘシッシュ シュターツヴァイングーテー クロスター エーバーバッハ  

シュタインベルグ葡萄園 四方を石壁で囲まれた村名を省きブドウ畑名のみでの表示が許される4大単独畑(オルツタイルラーゲ)のひとつです。

  

https://kloster-eberbach.de/

ヘッセン州営クロスター エーバーバッハ醸造場 ラインガウ ドイツ

ヘッセン州が所有しており、醸造所やセラーはエルトヴィレにあります。ラインガウ各所にシュタインベルガーを始めとした著名な畑を所有し、他の醸造所の手本となるべく高品質のワインを生産しています。ビスマルクが半分を買ったという1893年のシュタインベルガー カビネットにも使われていた鷲のマークをあしらった独特なラベルは、世界中で多くのワイン通の信頼を得ていましたが、残念ながら今はラベルから鷲は消えています。現在ドイツワインの等級として使われるカビネットという言葉は、クロスター エーバーバッハのカビネット(Cabinet)セラーから生まれました。現在ハルガルテン村ですばらしいワインを造っているフリート プリンツが、2004年までケラーマイスターのひとりとして関わっていました。2008年に新しいセラーが出来上がりました。地下10mにあり、そこに自然の光を取り入れ仕事が出来るようになっています。また温度は年間を通して13度に保たれています。伝統的な歴史のある畑と優秀なスタッフが造り上げるワインは、いずれも熟成させることを前提としている、ドイツを代表するリースリングワインです。また、この醸造所によって管理されているエーベルバッハ修道院は、ハッテンハイムの近くにあり、1135年に設立されたまま、何の損傷もなく残されています。このエーバーバッハ修道院では、ワインオークション、ワインフェアー、ワイン品評会、そしてラインガウ葡萄栽培者組合の収穫感謝祭などが催されます。またドイツワインアカデミーもここで開かれ、夏の間はクラシック音楽のコンサートも行なわれます。

鷲のマークをあしらった旧ラベル

 

 

フランス・ブルゴーニュのクロ・ド・ヴージョ葡萄園を所有するシトー派が、1135年、エーバーバッハ修道院を設立し、シュタインベルク葡萄園を皮切りに創立されました。シュロス・ヨハニスベルベルクと共に二大双璧として、ドイツワインの歴史を担ってきた大葡萄園です。神聖ローマ帝国皇帝オットー一世の庇護を受けるなど、たちまち大発展を遂げて、ライン河に大船団を組み、遠くイギリスまでもワインを輸出するなど、輝かしい歴史を残してきました。

1775年ヨハニスベルク城の畑において、偶然に遅摘みの効果によって“シュペートレーゼ(遅摘み高級酒)”という摘果法を紹介しエーバーバッハ側に痛烈なショックを与えました。

しかし大ワイン年となった1811年には、はじめて特醸酒に限り“カビネット(肩書付高級酒)=当時の綴りはCabinett”を発売し、ヨハニスベルク城もこれを取り入れました。やがてラインガウの旧家もみんなこの、カビネットとシュペートレーゼという表示を真似ていきました。1969年のワイン法によって、このCabinettという表示を消すに忍びないということから、逆に意味を変えてKabinettとして格付けの一つとなっています。ついで1921年になると、シュタインベルガーがかつてヨハニスベルク城側に学んだ遅摘み法による“トロッケンベーレンアウスレーゼ(貴腐果粒選り=貴腐ワイン)”で、ついにドイツワイン史上最高といわれ、いまだにその記録を破られない糖度300エクスレ度に達する世界最高峰の白ワインを生み出し、ヨハニスベルク側に大きな反撃を食らわせた形となったのです。

現在、このラインガウ(エーバーバッハ修道院)、ヘッシッシェ・ベルグシュトラッセ、ラインヘッセン、ナーエ、モーゼルなどにある7つの醸造所は、州営ワイン醸造所となっています。その大部分が修道院時代にさかのぼる歴史を誇り、ドイツワイン最大規模の約200haの葡萄園を所有しています。その中心的役割を担っているのが、ここエーバーバッハ醸造所です。鷲のマークをあしらった独特なラベルは、長く多くのワイン通の信頼を得てきました。70年代にこの醸造所のワインを知る人は、80年代はいったいどうなってしまったのか、と思われるほど長い間品質が低迷する時期がありました。シュロス ラインハルツハウゼンのツェルベ博士が、この醸造所の所長になられ、明らかにこの醸造所の品質が蘇りました。さらに醸造にはハルガルテン村ですばらしいワインを造っている若手のプリンツ氏がケラーマイスターとして関わっています。90年代に回復し、95年にはまさに生まれ変わったといえます。

プリンツ氏は市場の需要に応じて等級をどれだけ造るか決め、もしそれよりもシュペートレーゼが沢山できればどんどん格下げしてしまうといいます。久しく忘れかけていたラインガウリースリングのすばらしさを充分満喫できると共に、この醸造所の、特にシュタインベルガーが復活したことは、新しいドイツワインの歴史が始まったともいえます。

引用:「ドイツワイン物語」古賀 守、(株)稲葉

生産者エーベルバッハ修道院州営ワイン醸造場
Hessische Staasweinguter Kloster Eberbach
生産地域ラインガウ
所在地エルトヴィレ
創 業1136年
歴 史1136年、ブルゴーニュ旧シトー派修道院によって設立。
所有畑250ha “シュタインベルグ”(ハッテンハイム村)、
ラウエンタール バイケン、エルバッハ マルコブルン、リューデスハイム ベルク=シュロスベルク、ホッホハイム ドムデヒャナイ、アスマンスハンゼン ヘレンベルク(赤)など
土壌風化した粘板岩、美しく濃いカーキ色の壌土葡萄品種リースリング99.5%、ヴァイスブルグンダー0.5%、平均収穫量:60hl/ha
所属団体vdp_s

VDPラインガウ(元カルタワイン同盟)メンバー(伝統的ラインガウリースリングを守るための大小を問わず15のメンバーで組織され現在50のメンバー

評 価「ゴーミヨ ドイツワインガイド2015」で3房、「ファインシュメッカー2014」で1.5星
スチュワード・ピゴット★★、ロバート・パーカーJr.★★、ヒュー・ジョンソン★★★

データ引用:(株)稲葉

名醸ドイツワイン15蔵訪問記[2000/09/2-8]

シュタインベルク葡萄園

エーベルバッハ州営ワイン醸造場

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