生産者が、葡萄栽培から醸造、瓶詰めまで丹精込めて行い生産量も限られた手作りの逸品です。
生産者紹介 クラス
Weingut Crass
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豊富な経験を生かしたラインガウの新鋭
ラインガウ銘醸地エアバッハ村の生産者 1630年からヴィンケル、ハッテンハイム、そして1850年に現在のエアバッハで畑を所有し、現オーナーでありケラーマイスターを務めるマティアス クラスの曽祖父の時代にワイン造りをスタートしました。2014年に父のヴォルフガングから、マティアスがワイングートを引き継ぎました。ヴォルフガングの時代は一部のワインだけを元詰めしていましたが、マティアスがオーナーになると醸造設備を近隣の広い場所に移転し、少しずつ畑を買い足し、現在7.5haを所有しています。
大部分はラインガウ地域の典型的な品種であるリースリングとシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が植えられられています。しかし、ワイナリーの特産品であるピノ・グリとゲルバー・マスカットラーも栽培されています。マティアス・クラスはさまざまなブドウ品種を扱うのが好きなので、ワイナリーのクラスには幅広い品揃えがあります。これにはソーヴィニヨン・ブランとメルローが含まれます。
豊富な経験 マティアスはワイングートを引き継ぐ前は、バート(ハッテンハイム)、シュロス ラインハルツハウゼンで職人として見習いを始め、その後、ブドウ栽培技術者として3年間の訓練を受けました。この知識を基に、彼はローエンターラーのワイン生産者協会、ワインとスパークリングワインのバート、そしてラインハルツハウゼンのロックでワインメーカーとして働き、この年の重要な経験を収集しました。バートではスパークリングワイン造りの基礎を、シュロス ラインハルツハウゼンやシュロス フォルラーツではリースリングのワイン造りの基盤を学びました。これらワイナリーでの経験が、現在のワイン造りに生かされています。畑での作業だけでなく、品種やワインの等級ごとで、発酵に使用する酵母、発酵させるタンクや樽、熟成の仕方など最適な醸造方法を見極め、最良のワインを造り上げることが彼の哲学です。「一種類に特化した生産者もいますが、大切なことは、その時々、シチュエーションにあった最良のものを造ること。」とマティアスは語ります。
オーナー | マティアス クラス |
所在地 | エルトヴィル-エルバッハ ラインガウ |
葡萄園 | 合計7.5ha
・ジーゲルスベルク 所有面積:1ha ・シュタインモルゲン 所有面積:0.5ha ・ミヒェルマルク 所有面積3.5ha |
栽 培 | 草(カヴァークロップ)を生やし、樹と樹の競争をさせ、実が大きくなりすぎないようにコントロールします。また、グリーンハーベストを行い収量制限します。クラスでは1本の枝についた房の約半分を落とします。さらに、残した葡萄の房の先端をカットすることで、密粒だった部分に隙間ができ、通気性が良くなります。これにより病害を防ぎ、健全な葡萄が得られます。この作業はコストがかかるため、実際に行っている生産者は少ないですが、質の良い葡萄を得るためにこれを採用しています。 |
ワイン造り | 地下セラーでは主に白ワイン用のワインを熟成させます。畑から運ばれた葡萄は1階でプレスした後、重力を利用し、地下のタンクに移すグラビティフローを採用しています。 アルコール発酵は選別酵母を使用します。スタンダードクラスのワインに関してはステンレスタンクで発酵させます。ステンレスタンクの発酵温度は16~18度に保ち、発酵期間は約4週間です。上級クラスのワインは複雑さを出すために、一部、天然酵母を使い樽で発酵させます。発酵はおよそ20度で8週間ほど行います。 自社で経営するレストランの隣にあるセラーでは、主に赤ワイン、アルテ レーベン、エアステス ゲヴェックスのワインを熟成させています。ドイツ産の樽は父から受け継いだもので、マティアスがワイングートを引き継いでからはフレンチオークも取り入れるようになりました。 |
データ引用:(株)稲葉、クラス公式HP