1980年代といえば、日本ではワインの馴染みがまだ少なく、輸入ワインでは甘口のドイツワインがトップで、赤ワインが親しまれる時代ではありませんでした。そこに現れたのが、ボージョレー ヌーヴォー。ワインがまだ一般的にした親まれていなかった37年前、兵庫北部初のワインと全国の地酒専門店としてリニューアルし、この地区でおそらくジョルジュ デュブッフのボージョレー ヌーヴォー(新酒)を真っ先に提案したのは当店です。バブル時代、マスコミの影響もあってボージョレー ヌーヴォーを嗜むことがステータスかのように、ボージョレー ヌーヴォーは人気となりました。

日本での赤ワイン入門のさきがけとして

ボジョレー・ヌーボーとは、その年の夏に収穫したガメイというブドウ品種から造る新酒のこと。フレッシュで軽やか、イチゴの香りに形容される果実味豊かなワイン。よく吟味して飲むというよりも晩酌のビールのように、普段使いですっきりと喉で飲むタイプのワインです。そのためワインを普段飲まない人でも取り付きやすい味の特徴を備えていました。これが欧州ほどワインが日常的ではない日本で、ボジョレーが広く受け入れられるようになった理由ではないかといわれいています。

世界におけるボジョレー・ヌーボーの知名度は、ボジョレー地区の北、マコン地区で生まれたフランス人醸造家ジョルジョ・デュブッフ氏の売り込みと努力に寄るところが大きいのです。日本のボジョレー・ヌーボー人気は、仏ボジョレー地区の各ワイナリーの発展も助けています。良いワインは手間をかけなければ造れませんが、それにはお金も必要です。しかしヌーボー(新酒)が日本などで売れた結果、ヌーボーの利益をワイン造りに回せるようになりました。そのため同地区のワインの品質は年々高まっているそうです。もちろん新酒であるヌーボーが利益の多くを占めるワイナリーもありますが、ヌーボー以外のボジョレー・ワインで評価を上げているところもあり、二極化も進んでいるといいます。

日本酒にしぼりたてがありますが、ヨーロッパにも新酒を祝って飲む風習があります。

ただ、当時から疑問を抱いていました。ボージョレーにしろワインは、本来はしっかり熟成させてから瓶詰めして販売されたワインが美味しいものです。ボージョレーもヌーヴォーではなく、しっかり熟成させたボージョレーが本来のボージョレーです。ボージョレーの地元で楽しむには別にいいとして、高い航空運賃をかけて解禁日を待って世界同時に競って飲むようなワインではないからです。

ボジョレーは日本ほど盛り上がらない!

「ワインのイベントのひとつね。ドイツのオクトーバーフェスト(世界最大規模のビールの祭典)の意味合いに似ていて、収穫を祝うという要素が大きいの。ただ、オクトーバーフェストのように盛り上がるということはないわね。特別にボジョレーヌーヴォーがおいしければみんな買って飲むと思うけど、そうではないから興味のない人もいるわ。逆に日本でボジョレーが盛り上がっているのは意外だったわ」(フランス・ヴェルサイユ出身の外国人留学生デグランさん)

実は本場のフランス(ボジョレー地方を除いて?)

では

日本ほど盛り上がらないのです。

新酒の出来を確かめるために売り出すヌーヴォーと、フレッシュで軽やかでお手頃な赤ワインを楽しむのとは、目的が違うということなんです。

今年は、11月21日(木)解禁です。

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